読んだ目的
- 自分のチームメンバーに対してどのような関係性で、どれぐらいの頻度・粒度で指示出しをしたりすべきか分からなかったため
- チームメンバーのタスク別のスキルが大きく偏りがあり、関与度を柔軟に変更する必要があり、具体的なやり方を知るため
得られた学び
本書で学んだリーダーに必要な3つのスキルと、部下の発達レベルに応じた4つのリーダーシップスタイルの使い分けをメモしていく。本書で紹介されている方法論はSLⅡリーダーシップとして紹介されている。
リーダーの3つのスキル
- 目標設定:SMART、つまり具体的(Specific)で、進捗を追跡可能(Trackable)で、組織や個人に有益で関連性(Relevant)があり、達成可能(Attrainable)な範囲で、楽しんで目標達成に動けるような動機づけ(Motivating)がなされる目標設定が必要
- 診断:発達レベルを4段階に分ける。発達レベルはタスクごとに異なるため、診断もタスクごとに行う。
- D1:技能低・意欲高(意欲満々な初心者)
- D2:技能低~中・意欲低(期待が外れた学習者)
- D3:技能中~高・意欲不安定(慎重になりがちな貢献者)
- D4:技能高・意欲高(自立した達成者)
- マッチング:診断結果に基づいてリーダシップのスタイルを4種類使い分ける。
- 指示型:特定の目標について具体的な指示を与え、自らやってみせ説明し、部下のパフォーマンスをつぶさに観察して頻繁にフィードバックを与える
- コーチ型:特定の目標を与えるのは同じだが、どうしてそうしなければならないかを説明し、部下の意見を聞き出し、意思決定に加わるよう促す
- 支援型:リーダーと部下が共同で意思決定を行い、リーダーの役割はプロセスを円滑にする、聞き役に回ってアイデアを引き出す、激励・支援すること
- 委任型:何を、いつ、どのようにやるかについての意思決定をほとんど部下が行い、リーダーの役割はその人の貢献を評価することで、成長を応援する
これらを実践していくために、部下とどのように接していくべきか。これらのTipsを整理する。
- 部下に対して何かをするのではなく、部下と共に何かをすることであり、SLⅡリーダーシップのことを教えてから接する
- 部下とSLⅡリーダーシップ実施に向けて意識合わせ対話(アライメント)を行い、どのスタイルで対話すべきか合わせる
- 1on1を実施し、方向性を調整する。頻度は隔週やることもある。
今後のToDo
- 部下のタスクリストを作成し、それぞれ目標設定、診断、マッチングを行う
- 隔週の1on1をセットする