データサイエンティストの備忘録

外資系コンサルティングファームでデータサイエンティストとして働く筆者がコンサルティング関連の知見やデータ解析技術を活用するために学んだ内容の備忘録

【読書メモ】新1分間リーダーシップ

読んだ目的

  1. 自分のチームメンバーに対してどのような関係性で、どれぐらいの頻度・粒度で指示出しをしたりすべきか分からなかったため
  2. チームメンバーのタスク別のスキルが大きく偏りがあり、関与度を柔軟に変更する必要があり、具体的なやり方を知るため

得られた学び

本書で学んだリーダーに必要な3つのスキルと、部下の発達レベルに応じた4つのリーダーシップスタイルの使い分けをメモしていく。本書で紹介されている方法論はSLⅡリーダーシップとして紹介されている。

リーダーの3つのスキル

  1. 目標設定:SMART、つまり具体的(Specific)で、進捗を追跡可能(Trackable)で、組織や個人に有益で関連性(Relevant)があり、達成可能(Attrainable)な範囲で、楽しんで目標達成に動けるような動機づけ(Motivating)がなされる目標設定が必要
  2. 診断:発達レベルを4段階に分ける。発達レベルはタスクごとに異なるため、診断もタスクごとに行う。
    1. D1:技能低・意欲高(意欲満々な初心者)
    2. D2:技能低~中・意欲低(期待が外れた学習者)
    3. D3:技能中~高・意欲不安定(慎重になりがちな貢献者)
    4. D4:技能高・意欲高(自立した達成者)
  3. マッチング:診断結果に基づいてリーダシップのスタイルを4種類使い分ける。
    1. 指示型:特定の目標について具体的な指示を与え、自らやってみせ説明し、部下のパフォーマンスをつぶさに観察して頻繁にフィードバックを与える
    2. コーチ型:特定の目標を与えるのは同じだが、どうしてそうしなければならないかを説明し、部下の意見を聞き出し、意思決定に加わるよう促す
    3. 支援型:リーダーと部下が共同で意思決定を行い、リーダーの役割はプロセスを円滑にする、聞き役に回ってアイデアを引き出す、激励・支援すること
    4. 委任型:何を、いつ、どのようにやるかについての意思決定をほとんど部下が行い、リーダーの役割はその人の貢献を評価することで、成長を応援する

これらを実践していくために、部下とどのように接していくべきか。これらのTipsを整理する。

  1. 部下に対して何かをするのではなく、部下と共に何かをすることであり、SLⅡリーダーシップのことを教えてから接する
  2. 部下とSLⅡリーダーシップ実施に向けて意識合わせ対話(アライメント)を行い、どのスタイルで対話すべきか合わせる
  3. 1on1を実施し、方向性を調整する。頻度は隔週やることもある。

今後のToDo

  1. 部下のタスクリストを作成し、それぞれ目標設定、診断、マッチングを行う
  2. 隔週の1on1をセットする